観望情報

2015

2015.7.1 今月の1枚(アルビレオ)
MP201501
このアルビレオは、二重星です。二重星とは肉眼で見ると1つの星にしか見えないが、望遠鏡で見ると2つに見える星です。アルビレオは小さな望遠鏡でも2つに分かれ、異なる色の星が2つ見えるので、全天で一番きれいな二重星と言われています。場所ははくちょう座のくちばしに当たる部分で、夏の大三角の中にあります。この写真は65cm望遠鏡で撮ったもので、65cm望遠鏡で見るとこんな感じに見えます。
 

基本情報
【月の見やすい時期】 7月20日~28日
【星の見やすい時期】 7月 6日~19日
【金星】第1~6回で観望可能。
【火星】観望不可。
【木星】観望不可。
【土星】第7、8回で観望可。

今回の宵の明星(金星)は7月で見納め
日没30分の時の高度が7月1日は20度以上ありますが、31日には2,3度しかなくなります。木星が近くにあり一緒に太陽に近づいているように見えます。次回金星が宵の明星として見えてくるのは、2016年10月頃になります。7月末にかけて細い三日月のような形になっていきます。

土星が見えてきました。
土星が観望好機になってきました。惑星は星座の中を動いていきますが、土星はいまさそり座の近くにあります。ここ3,4年かけてさそり座の中を移動していきます。今年はさそり座の頭の先にあり、さそり座のアンタレス(一等星)やさそり座の頭や胸の部分の明るい星の近くの星と一緒に夏の南の空をにぎやかにしてくれます。

2015.6.1 今月の1枚(土星)
MP201501
今年の土星の見ごろがやってきました。土星の輪は毎年開く角度が異なって見えますが、これから4,5年は大きく開いて土星らしい姿が見えます。今年は6月から9月初旬が見ごろになります。 土星は5cmや10cmの望遠鏡で見ると丸い円ではなく、米粒のように見えます。65cm望遠鏡では写真のようにはっきりと輪が見えますので、ぜひ一度大きな望遠鏡でご覧になってください。。
 

基本情報
【月の見やすい時期】6月20日~28日
【星の見やすい時期】6月 6日~19日
【金星】第1~7回で観望可能。
【火星】観望不可。
【木星】第7、8回のみ観望可能。
【土星】第7、8回のみ観望可。

木星 今シーズンの見納めです。
7月10日ころまで65cm望遠鏡では見えます。 高い位置で見た方がきれいに見えますので6月末までが見ごろでしょう。次は来年の2月中旬から見られるでしょう。

金星が観望好期
肉眼で見ても日没後すぐに見えてくる金星ですが、金星を望遠鏡で見たことはあるでしょうか。金星を望遠鏡で見ると月のように満ち欠けをしています。1月に夕方の空に見えたときは丸い形でしたが、半分より細い形になっています。これから7月末にかけて細いみかぐ期のような形になっていきます。一度ご覧になってください。

土星が見えてきました。

木星と金星が大接近
7月1日に木星と金星が大接近します。30倍程度で見ると4つの衛星を従えた木星と三日月のように欠けた金星が両方見ることができるでしょう。チャンスは6月30日、7月1日、2日の3日間です。 6月初旬から金星と木星が近づいていくのを肉眼で見ていくのも面白いと思います。

一晩で月・金星・木星・土星が見られる。
今年の6月は金星・木星・土星の3つが見えますが、6月19日から30日は月も見ることができます。1週間のうち4つが見えます。太陽は日ですから、1日で1週間のうち5つが見えることになります。残りの火星・水星もみたいところですが、見ることはできません。

2015.5.1 今月の1枚(皆既月食4月4日)
MP201501
今回の月食は4月初旬とあって、夜桜と皆既月食を同時に見れるのではと興味を持つ人が多くいました。当日はご存知の通り曇ってしまった皆既月食が見れた地域は少なかったと思います。メディア関係の人たちも夜桜と皆既月食の共演を撮影したいとのことで当日の天気予報をもとに関東地方では栃木県の北部がよさそうだとのことでメディアの方が取材に来ました。残念ながら曇ってしまったので東北まで行くということでした。この写真は曇った中で、肉眼では見えないが写真にとると何とかわかるという状態になった一瞬に撮影したものです。次は28年後ということで夜桜と皆既月食の共演は見れるのでしょうか。
 

基本情報
【月の見やすい時期】5月22日~18日
【星の見やすい時期】5月 8日~21日
【金星】第1~7回で観望可能。
【火星】観望不可。
【木星】第7、8回のみ観望可能。
【土星】15日から第8回のみ観望可。

木星が西の空高い位置に見えています。
望遠鏡で見ると木星の衛星(ガリレオ衛星=4大衛星)が見えます。ガリレオ衛星は木星の周りを回っているので、片側に4つ見えたり左右に2つだったり、毎日見える位置が違います。星が動いているのが実感できる1つの現象です。

金星がひと際明るく見えます。
太陽からの角度も離れて金星が見やすくなり、対応が沈んだらすぐに金星が見つかるようになってきます。

金星・木星・月が夕方の空で共演
5月は少しづつ金星と木星が近づいてきます。5月120日~24日はそこに月が見えてきます。金星と木星の間に月があり、月は毎日太くなりながら、位置を移動していきます。晴れたら毎日見てみると面白いと思います。

2015.4.1 今月の1枚(北斗七星)
MP201501
北斗七星が昇ってくる北東の空を撮った写真です。この写真は、一眼レフカメラがあれば、望遠鏡を使わなくても撮れる写真です。 今年度から、「デジタル一眼レフカメラで星雲星団を撮る」と称して、月に一度写真撮影教室を行う日を設けました。天体写真講座として年2回行っていましたが、タイミングが合わず講座に出られない人がいましたので、月に一度簡単な教室を行うこととしました。 天体写真を撮ってみたいと思う方は気軽に参加してください。
 

基本情報
【月の見やすい時期】4月 1日 22日~30日
【星の見やすい時期】4月 9日~21日
【金星】第1~7回で観望可能。
【火星】観望不可。
【木星】第7、8回のみ観望可能。
【土星】観望不可。

4月4日(土)皆既月食
これを見逃すと日本で見える皆既月食は、2018年1月までありません。お見逃しなく。

木星がほぼ真上に見えています。
日が沈むと真上付近に木星が見えます。5月になると西の空低い位置になりますので4月のうちに見ることをお勧めします。

金星が日が沈んですぐに見えてきます。
4月、5月が金星が地上からの高度が一番高くなる時期です。夕方の空にきれいに輝く金星を見つけてみてください。

北斗七星が見えています。
みなさん、北斗七星は知ってるでしょうか。日本人なら小さいうちから知っている人が多いと思います。 ですが、北斗七星は星座ではありません。星座で言うとおおぐま座になり、北斗七星はおおぐま座の腰からしっぽにあたる部分になります。暗くなると北東の高い位置にある数字の7のような星の並びが北斗七星です。。

   

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