観望情報

2014

2015.3.1

基本情報
【月の見やすい時期】3月 1日、 2日 24日~31日
【 星の見やすい時期】2月10日~23日
【金星】第1~6回で観望可能。
【火星】観望不可。
【木星】第6~8回で観望可能。
【土星】観望不可。

4月4日に皆既月食
去年10月8日もありましたが、続けて今年の4月4日にも起こります。皆既月食は、起こらない時は2,3年起こりませんが、起きる時は続けて起こります。 前回10月は、雲が多く雲の切れ間から月食を楽しむ感じでした。今回はきれいに見えるでしょうか。 今回の月食は特徴的なことがあり、皆既月食になる時間がとても短いのです。前回10月は皆既が1時間ほど続いたのですが、今回は皆既が12分しかありません。肉眼で見ていると影の境界線がはっきりしていないのでいつ皆既が始まったのか分かりづらく、今回のように短いと皆既になったかどうか肉眼では分からないかもしてません。どのような姿で見えるのか楽しんで待ちましょう。

木星が観望好期
1月、2月は季節風が強く、望遠鏡で見ると木星が揺れてしまい、縞模様がはっきり見えない日が多くなります。3月、4月は風も弱まり、縞模様がはっきり見える日が多くなります。3月になり衛星同士が重なる相互食も多くなります。。

2015.2.1

基本情報
【月の見やすい時期】2月 1日 22日~28日
【星の見やすい時期】2月 9日~21日
【金星】第1~6回で観望可能。
【火星】第6回のみ観望可能。
【木星】第6~8回で観望可能。
【土星】観望不可。

金星が宵の明星として輝いています。
夕方宵の明星としてはっきり見えてきます。今回は7月まで夕方に見え、6月7日に地上からの高度が最大になります。望遠鏡で見ると金星も月のように満ち欠けをします。何度か望遠鏡で見ると、丸い形から欠けて行くのが分かります。

木星が観望好期
2月7日に衝となり太陽が沈むと木星が上がってきます。21時ころには南の空高く上がって来ます。今年は、木星の衛星同士が重なる相互食が数多く見ることができます。木星の衛星の動きは2,30分でもわかる時があり、観桜時間内でも動いているのが分かる時があります。

2015.1.1

基本情報
【月の見やすい時期】1月 1日~ 3日、 24日~31日
【星の見やすい時期】1月11日~23日
【金星】16日から第1~5回で観望可能。 16日あたりから宵の明星として見える。
【火星】第6回のみ観望可能。
【木星】第8回のみ観望可能。
【土星】観望不可。

2015年の天文現象
天文館で注目する今年最大の天文現象は、 4月4日(土)の皆既月食です。 流れ星は、8月12日ペルセウス座流星群、12月14日ふたご座流星群とも、月明かりがなく条件良く観望できます。 惑星は、 金星が1月中旬から7月中旬まで宵の明星として見え、 木星が7月初旬から6月末、土星が5月中旬から9月末まで観望できます。 これらは、初めての人でもゆったり観望できます、時期が来たらHPで案内します。天文館でもイベントを実施しますので楽しみにしていてください。

2014.12.1 基本情報
【月の見やすい時期】12月 1日~ 4日 、26日~31日
【星の見やすい時期】12月12日~25日
【金星】太陽に近く観望不可。
【火星】第6回のみ観望可能。
【木星】観望不可。
【土星】観望不可。

ふたご座流星群
毎年一番多く流れ星が流れるのが8月のペルセウス座流星群です。ふたご座流星群はその次に多い流星群として知られています。が、ここ数年ふたご座流星群が活発になっているのか、ペルセウス座と同じ数くらい流れるようになりました。夏は夕立などで晴れる確率は少ないですが、冬のふたご座流星群は晴れる確率は高く、流れ星を見るにはいいチャンスです。しかし、ものすごく寒いのでしっかり防寒をしてみましょう。今年は、23:30くらいまで月明かりがなく良い条件で見ることができます。天文館でも観望会をやりますので大勢でワイワイガヤガヤ見てはいかがでしょうか。

2014.11.1

基本情報
【月の見やすい時期】11月 1日~ 4日 26日~30日
【星の見やすい時期】11月13日~25日
【水星】11月10日までは第3回観望まで可 
【金星】太陽に近く観望不可。
【火星】第6回のみ観望可能。
【木星】観望不可。
【土星】観望不可。

しし座流星群のお話
しし座流星群の極大日(一番流れる日)は11月19日前後です。しし座流星群というと流れると思う人も多くいるでしょう。が、最近はあまり流れません。日本では、2001年に深夜12時から夜が明けるまで6時間以上の間、1時間に1,000個以上の流れ星が流れました。この印象があり、今でも話題になることがあります。しし座流星群は33年周期で突発的に数が多くなる時があります。2001年の33年後の2034年前後は期待できます。 しかし、33年周期でなくてもまれに数が多くなるときがあります。今年は数が多くなると予想されています。しかし、時刻が日本の昼間に当たり日本では見ることはできず、ヨーロッパでは見ることができそうです。ただ、実際に流れるかどうかは当たるも八卦当たらぬも八卦でしょう。

2014.10.1

基本情報
【月の見やすい時期】10月 1日~ 6日、 27日~31日
【星の見やすい時期】10月14日~26日
【水星】10月8日までは第5回観望まで可 10月27日からは第3回観望まで可
【金星】太陽に近く観望不可。
【火星】第6回にみ観望可能。薄明の中。
【木星】観望不可。
【土星】観望不可。

10月8日(水)皆既月食観望会
天文館では、観望会を実施します。 月食が18時15分から始まりますので観望会は18時開始ですが19時くらいまでは遅れて参加しても大丈夫です。 当日参加も可能ですが、人数の把握が必要ですので、電話をいただいてから来館していただければと思います。詳細は、イベント情報をご覧ください。 月ですから、家で見ることも可能です。 皆既月食を観望する時のポイントは、 *欠けていく(戻っていく)姿を見る。 *皆既中の月の色を確認する。 *月食中の星がどのくらい見えるか確認する。 月食前は、2等星くらいしか見えないのが皆既中 は4等星くらいまで見えてくる。 です。参考に皆既月食を見てください。 おもちゃの双眼鏡や虫めがねでもきれいに見えますので試してみてください。

皆既月食 情報
国立天文台で分かりやすい情報を発信しています。
http://www.nao.ac.jp/astro/sky/2014/lunar-eclipse.html す

2014.9.1

基本情報
【月の見やすい時期】9月 1日~ 6日 28日~30日
【星の見やすい時期】9月15日~27日
【水星】第5回観望まで観望可能
【金星】太陽に近く観望不可。
【火星】第6回観望可能。薄明の中。
【木星】観望不可。
【土星】観望不可。

毎月の満月の大きさは変化する
9月8日は仲秋の名月です。仲秋の名月のお話は毎年しているので、ちょっと違うお話をします。普段何気なく見ていると、月の大きさは同じように見えますが1年の中で結構変わります。月は地球の周りを回っていますが、楕円軌道で回っています。一番小さい月と大きい月では大きさで14%、明るさでは30%違います。一番小さいのが8月11日の満月で、一番大きいのが来年3月6日の満月です。写真などで比較すると分かりますが、実感するのは難しいでしょう。

皆既月食 情報
国立天文台で分かりやすい情報を発信しています。
http://www.nao.ac.jp/astro/sky/2014/lunar-eclipse.html

火星とアンタレスが南西の空で赤い色を競い合う。
火星は星座の中を移動し、2年に一度さそり座のアンタレスに近づきます。火星もアンタレスも肉眼では赤く見える星で、アンタレスの語源はアンチ(敵対するもの)アーレス(火星)から来ているといわれています。今月は日没後の南西の空でアンタレスと火星が並んでいるのを見ることができます。9月18日には火星がさそり座のあたまの部分に移動し、9月27日にアンタレスに最接近します。9月29日には火星、アンタレス、月が並びきれいな星空が見えると思います

2014.8.1

基本情報
【月の見やすい時期】8月 1日~ 7日、 29日~31日
【星の見やすい時期】8月16日~28日
【水星】8月27日~31日第5回観望まで観望可能
【金星】第4回観望まで観望可能。
【火星】夜の回で観望に最適。
【土星】第8回観望まで可:10日まで    第7回観望まで可:31日まで

今シーズン最後の土星
今回の土星の見ごろは8月で終わりになります。8月は夕立が多くて天文館の開館時間に晴れるのは少ないかもしれませんが、夕方晴れた時は天文館に来て土星を見てみてはいかがでしょうか。条件が良ければ今月の一枚の様な土星を見ることができます。

夏休みの流れ星
夏休みに流れ星を見たい人もいると思います。夏休みの流れ星と言ったら8月12日のペルセウス座流星群ですが、今年は満月近くの月があり月明かりで星が見えず条件が悪いです。ペルセウス座流星群以外でも7月29日~8月3日は流れ星がそれなりに見えます。月明かりを考えると8月初旬に流れ星を観測するのも1つの案です。。

2014.7.1

基本情報
【月の見やすい時期】7月 1日~ 9日 30日、31日
【星の見やすい時期】7月17日~29日
【水星】7月2日~29日第4回観望まで観望可能
【金星】第4回観望まで観望可能。
【火星】夜の回で観望に最適。
【土星】夜の回で観望に最適。

伝統的七夕
現在、七夕は大きく分けて3つあります。 新暦(今の暦)7月7日、 旧暦7月7日(今年は8月2日)、 一月遅れの七夕8月初旬。それぞれ意味合いがあり、地域によって日にちは違います。 最近は、旧暦七夕を見直そうということで伝統的七夕として広めようとしています。 本当の七夕の時期の星空を少しでも良い条件で見ようということで、ライトダウンを呼びかけています。興味のある方は「伝統的七夕」「ライトダウン」で検索してね。

日が沈んだ後の南の空がにぎやか
毎年、この時期、日が沈んだ午後8時ころの南の空にある明るい星は、おとめ座の「スピカ」とさそり座の「アンタレス」だけですが、今年は火星、土星もありにぎやかです。南西付近に赤い星(火星)と白い星(スピカ)があり、南付近に黄色い星(土星)と赤い星(アンタレス)があります。火星の動きは速く、7月初旬にスピカの右に見えていたのが、7月末には左に見えるようになります。これは、火星が星座の中を移動しているからです。土星も動いているのですが、移動量が少ないので1か月では目に見えて分かるほど移動しません。

2014.6.1

基本情報
【月の見やすい時期】6月 1日~ 9日
【星の見やすい時期】6月17日~30日
【水星】 6月7日まで昼の部で観望可能。
【火星】 見頃です。地球が遠ざかっていくので、 早い時期の方が大きく見えます。
【木星】6月10日まで19:15の回まで観望可
【土星】19:15から見えます。見ごろ。

土星が観望好機です。
今年は輪の傾きが大きく、きれいに広がった輪が見えます。2020年までは同じような輪の傾きを見ることができます。 今年は8月末まで観望可能ですが、梅雨の時期や夏の夕立を考えると、梅雨前の6月初旬までと夕立が収まるお盆明けが良いかと思います。お近くの方は晴れた日に土星を見に行こうと天文館に遊びに来てください。

2014.5.1

基本情報
【月の見やすい時期】5月 3日~11日
【星の見やすい時期】5月 1日、 18日~31日
【水星】 5月11日から昼の部で見れます。 5月末ころ三日月のような水星が見ます。
【火星】 見頃です。地球から遠ざかっていくので、 早い時期の方が大きく見えます。
【木星】5月中旬:20:30まで見えます。   5月末 :19:15まで見えます。
【土星】5月初旬:20:30から見えます。   5月末 :19:25から見えます

木星 今シーズンの見納め
次に開館時間に見えるのは、2015年1月です。

火星が徐々に遠ざかっていきます。
地球と火星の距離が遠くなっていきますが、太陽系で考えると、地球が火星より内側にあり、地球が火星を追い越していきます。地球から見える大きさは小さくなりますが、2014年12月までは見ることができます。今度地球に接近するのは、2016年6月です。

土星が見えてきます。
今年は輪の傾きが大きくきれいに輪が広がった形が見えます。2020年までは同じような輪の傾きを見ることができます。

2014.4.1

基本情報
【月の見やすい時期】4月 3日~11日
【星の見やすい時期】4月 1日、 19日~30日
【水星】 4月10日まで :第3回まで観望可。
【金星】 第2回観望まで観望可。
【木星】 観望に最適な時期。ほぼ真上で見えています。

木星が観望好機
4月は夜の観望時間帯に木星がほぼ真上にあり、今シーズンで一番の観望好機です。5月は西の空低くなり見える時間が短くなります。

火星が4月14日に地球に小接近
火星と地球が太陽から見て同じ方向になり、一番近くなる時を「火星接近」といいます。地球も火星も太陽の周りを楕円軌道で回っているのでどの位置で接近するかによって、距離が異なります。遠い時は1億km、近い時は5,600km程度になります。今回は中接近で9,200km程度です。 また、火星が地球に接近するのは地球と火星の好転速度で決まり、2年2か月になります。

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